各キャリアが次々と新しいプランを発表している中、楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Ⅵは魅力的ですよね。ただ一番の懸念材料はエリアが狭い事です。そのデメリットを解消する手段として、ドコモやau・ソフトバンクのSIMカードと一緒に持ち歩く事です。
と言うわけで筆者が持っている機種でデュアルSim環境で使えるか試してみることにしました。
AQUOS sense3 SH-M12 の場合
AQUOS sense3 SH-M12 の簡単なスペック
サイズ(高さ x 幅 x 厚さ) | 約147mm x 約70mm x 約8.9mm |
質量 | 約167g |
OS | Android™ 10.0(更新してあります) |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 630 |
メモリ | 4GB |
ROM | 64GB |
SIMスロット | nanoSIM/nanoSIM(microSDと共有) |
通信方式(バンド) | LTE:B1/3/5/8/12/17/18/19/39/41 3G:B1/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900MHz |
ここでOCNモバイルONEで必要なバンドはドコモ系なので1、3、19、21、26、28、42になります。楽天モバイルは3と18(au貸出)があれば大丈夫です。
この機種の場合はドコモのプラチナバンド8、19、26、28全て使えますし、楽天モバイルの3と18もOKですね。
では、早速設定をしてみます。
まずSimスロットにOCNモバイルONEと楽天モバイルのSimカード入れます。
順序はスロット1にOCNモバイルONE、スロット2に楽天モバイルの順序で入れます。
こんな感じですね。
『設定』→『ネットワークとインターネット』→『SIMカード』
と進んでSIMカードを認識しているか確認します。
自分の環境だとRakuenの右側に電話番号が表示されませんでした。
後述する他の端末でも同じです。楽天SIMの仕様ですかね。
楽天のアクセスポイントは自動で認識しました。
OCNモバイルONEは旧コースと新コースで違いますので確認して下さい。
次に『Rakuten Link』のアプリをインストールします。
ログイン後にSMSの認証がありますが、無事に受信して『Rakuten Link』が使えるようになります。
『モバイルデータ通信』はNTT DOCOMOでもRakuenでも『Rakuten Link』は無事に使えました。
これで、通常の電話アプリでOCNモバイルONEを使い、『Rakuten Link』で無料電話が使えるスマホになります。※ただし、SIMの順序を逆にした場合は『Rakuten Link』の通話は上手くいきませんでした。必ずスロット1にOCNモバイルONE、スロット2に楽天モバイルとして下さい。
Rakuten UN-LIMITの無料期間が終わるまでは、モバイルデータ通信をRakutenにして使い放題ですね。電波の届かない場所ではOCNモバイルONEでカバー出来ます。
■無料期間中の推奨設定
『モバイルデータ通信』を『Rakuten』にして、『データ通信の自動切替』を『ON』にしておくといいでしょう。
■無料期間が終了してRakuten UN-LIMIT Ⅵが始まった後の推奨設定
『モバイルデータ通信』を『NTT DOCOMO』にして、『データ通信の自動切替』を『OFF』にしておくといいでしょう。Rakuten UN-LIMIT Ⅵはデータ使用料1GBまでは0円なので、OCNモバイルONEの使用料だけで無料電話を使えます。
Xiaomi Redmi Note 9S の場合
Xiaomi Redmi Note 9S の簡単なスペック
サイズ(高さ x 幅 x 厚さ) | 約165.75mm x 約76.68mm x 約8.8mm |
質量 | 約209g |
OS | Android™ 10/MIUI 11 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 720G |
メモリ | 4GB |
ROM | 64GB |
SIMスロット | nanoSIM/nanoSIM/microSD トリプルスロット |
通信方式(バンド) | LTE:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900MHz |
この機種もドコモのプラチナバンド8、19、26、28全て使えますし、楽天モバイルの3と18もOKですね。
SH-M12と同じでSimスロットにOCNモバイルONEと楽天モバイルのSimカード入れます。
順序はスロット1にOCNモバイルONE、スロット2に楽天モバイルの順序で入れます。
この様になります。
『設定』→『SIMカードとモバイルネットワーク』
と進んでSIMカードを認識しているか確認します。
SH-M12と同じで楽天のSIMカードには電話番号が表示されません。
この機種も楽天のアクセスポイントは自動で認識しました。
OCNモバイルONEは旧コースと新コースで違いますので確認して下さい。
後はSH-M12と同じで『Rakuten Link』のアプリをインストールします。
ログイン後のSMS認証も無事に受信し『Rakuten Link』が使えるようになりました。
Redmi Note 9Sでも『Rakuten Link』は無事に使えました。
『データカード』を切り替えても問題ありませんでした。
Asus Zenfone5 ZE620KL の場合
Asus Zenfone5 ZE620KL の簡単なスペック
サイズ(高さ x 幅 x 厚さ) | 約153mm x 約75.6mm x 約7.7mm |
質量 | 約165g |
OS | Android™ 9.0(更新してあります) |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 636 |
メモリ | 6GB |
ROM | 64GB |
SIMスロット | nanoSIM/nanoSIM(microSDと共有) |
通信方式(バンド) | LTE:B1/2/3/5/7/8/18/19/28/38/39/41 3G:B1/2/3/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900MHz |
この機種もドコモのプラチナバンド8、19、28が使えますし、楽天モバイルの3と18もOKですね。
SH-M12と同じでSimスロットにOCNモバイルONEと楽天モバイルのSimカード入れます。
順序はスロット1にOCNモバイルONE、スロット2に楽天モバイルの順序で入れます。
この様になります。
『設定』→『無線とネットワーク』→『デュアルSIMカード設定』
と進んでSIMカードを認識しているか確認します。
結論から言います。ZE620KLでは『Rakuten Link』は使えませんでした。SMSが届かず認証ができません。スロットを入れ替えてもダメでした。
何か裏技があるみたいですが、そこまで試しませんでした。
ただし、データ通信は使えます。アクセスポイントも自動で認識したので、無料期間中はデュアルSIM運用でデータ使い放題もありだと思います。
ここまで試しながら、いろいろ考えてみた感想として、Rakuten UN-LIMITと他SIMのデュアルSIM運用には可能性がありますね。今後、eSIMでのデュアルSIMも試してみたいと思います。
※上記全ての記述による損害等の補償は出来ませんので、試すにしても自己責任でお願いします。